
Title: Sr. Purchasing Manager
Joined Adient in 2012
Q.アディエントに入社する前は何をしていましたか?
日本の大学を卒業後、すぐには就職せず、何をやりたいのかを考えながら海外で過ごしました。
フィジーでは地元の子供達と毎日サッカーをし、イギリスではワーキングホリデービザで長期滞在する中で、帰国後は英語を使って海外の人と一緒に仕事をしたいと考えるようになりました。
帰国後、日系の自動車シートサプライヤーに入社し、バイヤーの仕事に携わりました。自動車業界は裾野が広く面白そうだったのと、業界の変化が激しい中でシート事業は残りそうということ、海外に行けるチャンスがありそうと考えていました。
Q. アディエントへ入社したきっかけは?
「もっと海外に目を向けたい」、一方で「地元である神奈川で働きたい」と思ったことです。そこでアディエントの前身であるジョンソンコントロールズの求人に応募しました。ジョンソンコントロールズは歴史ある会社であり、そこで培われた専門知識やグローバルネットワークにより、バイヤーとしてのスキルが高められることも魅力的でした。
Q. 現在の仕事の内容を教えて頂けますか?
現在は日本の購買部門のリーダーとして、新規受注案件の部品購買戦略、部品選定、サプライヤーの与信管理、設計変更に対する価格交渉、量産以降の年次原価低減等に責任をもっています。
Q. 仕事のおもしろさややりがいは何ですか?
一番おもしろかったのは、2014年にアディエントのインドネシア法人に駐在することになった時です。自分より経験あるバイヤーもいたのですが、当時の上司が「成長のため」と送りこんでくれました。自身の能力以上だと感じましたが、その経験を通じて成長を感じています。
その後、30歳の時にマネージャーに任命され、若いうちから管理職を任せてもらえました。個々に裁量を持たせてもらえるため、意欲のある人には成長機会が多い会社だと感じています。
Q. 仕事で苦労した点や大変なことはありましたか?
異異文化や多様性に対する相互理解に苦労しました。以前は日本流の仕事の進め方がグローバルスタンダードだと無意識に思っていて、海外に行った際に現地のスタッフにやり方を伝えてもなかなか伝わらないということがありました。日本での当たり前が当たり前ではなく、そもそも知らないということに気づくのに2週間かかりました。自分達の当たり前が当たり前ではない前提に立って、内容をかみくだいて説明するなど、相手の立場に立って仕事をすることがグローバル企業で仕事をするには重要であり苦労する点です。

Q. これからどんなことにチャレンジしていきたいですか?
現在20~40代の方々が今よりも早くリーダーシップを持って働ける環境をつくりたいと考えています。
私が日本の購買部門のリーダーとなって3年程たちました。サッカーで言えば、選手からコーチになるのと似ているのかもしれませんが、プレイヤーとはかなり異なる知識・経験・管理能力が必要になるということを感じています。
現在のアディエントは諸先輩方が積み重ねてきた強固な土台の上に立ち、シート専業のメーカーとしてプロフェッショナルな社員が沢山います。しかし、2030年代をリードするのは現在20~40代の方々であるのは間違いなく、選手からコーチに成る期間も含めて考えると2030年まで時間はあまりありません。そのために購買部門としては、失敗を許容しながらも積極的なチャレンジを推進したいと考えています。
Q. アディエントの強み、良い点はどういうところですか?
アディエントの強みは、合理的であることと意思決定のスピードが速いことです。
良い点は、個人としては年齢に関係なくチャンスがもらえ、組織としては先を見据えて柔軟に進化を遂げる文化です。特に、コンプライアンスの強化やDE&I(Diversity, Equity & Inclusion)の推進が会社の競争力になるとして従業員一人ひとりへ草の根活動を実施しているのも魅力的な点だと思います。
Q. アディエントの改善できるところはどういうところですか?
良くも悪くも日系企業と外資系企業の両方のカルチャーをもっているので、そこに改善できるところはあると思います。例えば、競争力があるサプライヤーならもっと積極的に使っていくといった思い切った判断も必要なのかもしれません。また、お客様からはグローバルリーダーとしてのアディエントの知見を期待されているので、アディエントとしても期待に応えられるようにしたいと思っています。
Q. アディエントの社風はどういうものですか?
オープンな社風だと思います。上下関係や派閥といったものを感じることはなく、なんでも言えます。義務的な飲み会とかもなく、気の合う人と気が向いた時に行くくらいで、個人的には気に入ってます。
Q. どんな人がアディエントに向いていると思いますか?
自分で考えて行動できる人だと思います。それと、前向きでストレスを発散できる方法をもっている人ですね。一人ひとりの業務量は多いので、それを受け入れて解決方法を考える前向きさや仕事とプライベートをうまく切替えができる人が向いていると思います。
Q. 座右の銘や大事にしている価値観はなんですか?
難しい状況に陥ったときによく思うのは「死にはしない」と腹をくくることです。何か大きいことを決めるときに自分に言い聞かせています。
Q. 休日はどのように過ごしていますか?
今は子どもとサッカーしています。自分自身もサッカーをしていて、今年の目標は地元のサッカーチームでフル出場することです。ヘルニアのおかげでなかなか難しい目標です。
それと庭いじりもします。休日に雑草をぬくと無心になれるのと、家族からもほめられます(笑)
Q. アディエントで働きたい方に向けてメッセージをお願いします。
アディエントは自動車業界の中でも成長している会社です。ビジネスの中で困難はあるものの、どうやったら成長できるかを考える機会が従業員一人ひとりにあるので、会社にいて退屈ということはないと思います。また、多様性の中で働きたい・成長したいという想いがある方にはぴったりだと思います。